首都圏模試・統一合判テストとは?
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首都圏模試・統一合判とは、首都圏模試センターが実施する、中学受験の実力判定テストだ。
首都圏模試センターというのは、首都圏の中小塾が集まってできた組織で、小学6年生の場合は、年6回の会場模試を実施している。
中小塾と言っても、受験生には千葉に本拠がある市進学院や、埼玉に本拠がある栄光ゼミナール生も、多数参加しているため、受験者数も1万人規模だ。
これは一説によると、四谷大塚の「合不合判定テスト」や、日能研の「センター模試」に匹敵するくらいの母集団で、データ的な信頼性が高い。
ただし広い範囲の受験生を対象としているため、易しい問題から難しい問題まで出題され、学力に応じてなだらかになるように調整されている。
そのため、最難関の私立中学を受験する生徒には、問題が易しすぎて合否判定には役立たないという風にも言われたりする。
偏差値40未満の生徒でも、10点から20点くらいは取れるような難易度だしね(※国算は150点満点)。
そのため首都圏模試センターでは、年に一回だけ、「最難関模試」というのも実施している。
最難関模試は、文字通り最難関中学を受験する生徒のための模試だが、首都圏模試ではいったん廃止になっていた。
しかし塾側からの要望が強かったのか、また復活したようだ。
難関中学を目指す生徒さんの進学指導のためのデータって、一般の首都圏模試では、ちょっと力不足って事なのかも知れない。
受験会場はどうする? 受験票を無くした場合は?
首都圏模試・統一合判テストは、首都圏の中小塾が集まって実施している1万人規模の中学受験模試だ。
会場を借りて行う模試で、午前と午後がある。
会場は私立中学や高校の校舎を利用することが多く、会場と午前・午後は選択肢から選んで申し込むことができる。
中学受験の場合は、親御さんが子供をテスト会場まで連れて行くのが殆どだが、子供がテストを受けている間に、体育館などで私立中学のプレゼンがあったりする。
たいていの場合、会場として利用している中学や、周辺の中学だが、入試担当者が保護者に説明したりする。
模試の実施会場は、実施回ごとに少し変わるので、できれば毎回別の会場で受験する方が良いかも知れない。
色んな学校の様子を見ることができるし、いろんな学校の話が聞けるしね。
さて、統一合判を利用する方法だが、まず3月頃に、パンフレットの請求数をファックスで送ると、模試の実施日の1ヶ月前くらいに、その枚数のパンフレットや志望校コード表などが届く。
それを中学受験生に配って、受験会場と受験科目数(国算2科目/国算理社4科目)と、時刻(午前の部/午後の部)を、試験日の2週間前までに申し込んでもらう。
申し込み票を集めたら、塾から首都圏模試センターにFAXすると、模試の1週間前くらいに受験票などが届く。
たいていの場合、10日前くらいに、追加受験生募集のFAXが届いたりするので、そこで申し込むと、3日前くらいに受験票が届いたりする。
受験票が届いたら、それを生徒に渡して、試験会場で模試を受けてもらえば良い。
受験票を紛失した場合は、再発行申請も可能だ。
塾申し込みの場合は、塾から受験者リストを送っていることが多いので、当日、会場に設置されている塾専用受付か再発行受付で相談すれば良い。
たいていの場合、塾名と受験者名を伝えれば、受験させてもらえるはずだ。
できれば、受験番号を控えておいてもらっても良いし、過去に受けた回の成績表などを持っていっても良いかもしれない。
受験番号は1シーズン同じなので。