塾に通う生徒はどこにいる?
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学習塾を開くには、まず教室をどこに開くか探さないといけない。
自宅やレンタルスペースを考えるなら、選択肢はないわけだが、それでも、対象となる生徒が誰なのか、は、考えないといけない。
このあたりには塾がないから、塾を開けばきっと教室は満員だ!、、そう思って開いても、生徒はおそらく集まらないだろう。
というのも、こういう見通しには、学習塾に通う生徒というのは、一体どこにいるのか?ということが見えていない。
学習塾に通ってくる生徒は、どうやって塾まで来る?と考えれば、歩きか自転車か、バスか電車、、ということになる。
低学年の生徒の場合は、親が来るまで連れてくる場合も多い。
だから地域に塾がないからといって、塾を開けば生徒が来るかというとそう言うわけにはいかないと言うのは大事なところだ。
競合相手を考える
学習塾に通う生徒がバスや電車で来るとなると、競合相手はその地域にある塾だけというわけではない。
バス1本で通える範囲、電車1本で通える範囲、その中にある全ての塾が競合相手だと言うことになる。
なので、地域内に塾がないことというのは、それほど有利だということにはならない。
生徒さんは、近くに塾があるからといってそこに通わない。
バスや電車に乗って駅前や繁華街にある塾に行く。
高校生ともなると、高校通学は電車になることが多いので、通学先から沿線全部にある塾が競争相手になる。
それに塾がない地域に塾を作って多少なりとも生徒が集まれば、他の余力のある塾がすぐに出店してくるから、すぐに競争が始まると言うことになる。
だから結局、集客力がなければ、塾の経営というのは成り立たない。