新錬成講座21(育伸社)はどうか?
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育伸社の中学受験用教材というと、新錬成講座21というのになる。
以前は「錬成テキスト」という名前の教材が中学受験用教材だった。
錬成テキストは、受験しない小学生から中学受験までカバーする、適度な難しさの本で、理科や社会などもかなり分かりやすい本だった。
が、首都圏の中学受験ブームを受けて、もう少し難しめの問題集を作ったというのが、この新錬成講座21という教材らしい。
錬成テキストの場合は、学年別の問題集となっているが、新錬成講座21の方は、学年別ではなく、各科目とも3~4冊くらいの分冊になっている。
パート1から、パート4までという編集だ。
個別指導にも使える
育伸社の新錬成講座21という教材は、基本的に5年生から中学受験を始める子供向けの教材になる。
学年的に言うと、パート1が四年生レベルパート2が五年生、パート3が六年生、、と言う感じになるが、パート1は薄っぺらい本になっている。
大手学習塾のように、学習カリキュラムを4年生の2月から始めるような塾であれば、2月からパート1を始めて、4月5月くらいからパート2に入る位の感じだ。
もちろん4年生から始めてもイイのだけれど、連動している月例テストの試験範囲を見ると8月の月例テストで初めて「6年生の分数の足し算引き算」が出る。
だから5年生の夏休み前に入塾した生徒でも、夏休み中に通分と足し算引き算を学習して、8月末の月例テストから参加できるわけだ。
公立小学校の一般の生徒さんでも、5年生の春前後から中学受験を考え出すことが多いので、5年生の8月からでも始められるというのはけっこう便利な教材ってコトになる。
ちなみに教育開発出版の新小学問題集も、中学受験用の「発展編」の表記を学年別ではなくパート別にしだしたしね。