新春気分が残っているうちに生徒募集

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2月の学習塾の業務は、塾のタイプごとにかなり違う。

 

たとえば中学受験専門塾では、2月始まり1月終わりでカリキュラムが作られている。

 

中学受験本番は、1月中旬から2月前半なので、受験生に対する指導は1月前半で終了になり、2月からは次年度の受験生の指導が始まる。

 

これは下の学年でも同じで、中学受験専門塾では、2月始まり1月終わりという年度で動いている。

 

そのため、中学受験専門塾では、年明けから新しい生徒募集に躍起になっていることが多い。

 

新春の「何か新しいことを始めよう」という気分があるうちに、生徒を集めてしまおうと言うことなのかも知れない。

 

あるいは卒塾される生徒さんの知り合いを、在塾中に紹介してもらおうと言うことなのかも知れない。

 

もちろん、生徒募集のタイミングは、他にもたくさんあるので、1月2月だけが生徒募集のタイミングではないのだが、経営上は2月に大量の卒塾生が出て売り上げが落ちるので、これをできるだけ埋めたいって事なんだろうね。

 

大手塾ともなると、運営コストがバカ高いから、生徒募集で失敗すると、あっと言う間に倒産に追い込まれるリスクもあるし。

 

逆に個人経営の塾の場合は、大手塾からこぼれた生徒さんを集めることになるため、この時期に生徒募集に励んでも、あまり意味は無いかもしれない。

 

個人塾の場合は、広告や宣伝よりも、クチコミで生徒さんがやってくる場合が多いので、既存塾生の学習指導に力を入れて、それがクチコミで広まるように計るべきかも知れない。

 

となると、次年度の先取り学習や受験準備指導の方が、重要性が高いかも。



進学準備講座で、中学スタートダッシュ

2月の一般的な学習塾の指導は、中学生は学年末テスト対策になる。

 

中学生は、学年末試験があるので、定期テスト対策を、1月から始めていなければならない。

 

一方、小学生は春の進級に備えた勉強を徐々に増やしていく。

 

特に小学6年生には、「中学進学準備講座」と称して先取り学習を始める。

 

これをやらないと、中学に進学した後の定期テストで、さんざんな点数を取りかねない。

 

というのも中学になると定期テストで、学力のあるなしが点数でハッキリするからだ。

 

中学生になると、小学校で100点満点を取ってくる子供でも、50点とか60点という点数が付けられるため、優劣が際立ってしまう。

 

何も知らない親御さんにしてみれば、ついこの前まで100点だったのに、中学に進学するといきなり50点?という感じだ。

 

もちろん、塾内で行う学力テストでも似たような点数が付くのだが、塾内テストは難易度が分からないし、あくまでも習熟度テストだ。

 

だからこの小学テストと中学テストの格差を、中学準備講座の先取り学習で可能な限り埋めないといけないわけだ。

 

さもないと中学に進学した途端、悪い成績にビックリして、転塾していく生徒さんも増えるだろう。

 

中学進学準備のためのテキストは、いくつかの出版社から出ているので、それを軸に早いうちから勉強を始めることになる。

 

一方、小学校5年生や中学2年生には、受験準備講座という形で、受験を意識した指導を始める。

 

漢字学習とか英単語集とか、受験を意識した教材を与えて、それを少しずつ始める。

 

これによって春の退塾が少しでも減ればラッキーという感じだが、退塾する生徒の親御さんは、たぶんもうこの時期には、転塾を決めてるんだよねえ、やっぱり。

 

そこはまあ保護者さんの選択だから、仕方ないことだけど。


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