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脳は死ぬまで発達する

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脳の神経細胞の数は、生まれた前後から急激に増える。

 

どんどん新しい神経が作られ、膨大な数の神経が作られる。

 

これを神経新生とかニューロン新生と呼ぶ。

 

しかしその後は間引き現象が起こり、ニューロンの3割程度だけが生き残る。

 

そのため、脳の神経細胞は死滅する一方で、増えないものだと考えられてきた。

 

ところがアルツハイマー病などの研究が進み、脳の中心部で記憶を司る「海馬」(かいば)やその外側にある「側脳室」という部分では、歳をとってもニューロンやグリア細胞が、どんどん作られていることが分かった。

 

神経細胞が壊れる一方に見えていたのは、新しくできる数より壊れる数が多いだけで、脳の神経新生は日常的に起こっていたのだ。

 

この神経新生を活発にする鍵が、DHAとアラキドン酸なのだという。

 

神経新生は、脳の神経幹細胞という、神経の元になる幹細胞が細胞分裂して分化することで起こる。

 

ここで「脂肪酸結合タンパク質7型」(通称:Fabp7)というタンパク質が関わっていて、DHAやアラキドン酸がFabp7と結合することで、幹細胞がニューロンやグリア細胞に分化する。

 

そのため妊産婦がDHAやアラキドン酸不足だと、脳の発達が遅れてしまうわけだが、生後にDHAやアラキドン酸不足を解消すると、脳はどんどん細胞分裂を起こして成長が進む。

 

WHO(世界保健機構)が、粉ミルクにDHAとアラキドン酸の添加を勧めているのは、生まれてからも脳の発達に必要だからだろう。

 



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