学習塾の一年 季節と学習指導記事一覧

12月の学習塾は、冬期講習の準備と保護者面談、そして受験生の指導が特に重要な業務になる。保護者面談とは、生徒の保護者に現在の状況を知らせ、今後の指導について話し合う面談だ。塾内の定期テストや会場模試などの成績の推移、学校での成績などが検討する元データになる。保護者面談自体は、春・夏・冬の時期に設定するが、最低でも年に2回くらいは保護者と顔合わせしておくべきだろう。というのもマーケティングの世界では...

学習塾の1月は、目前に迫った受験に対応する月だ。合格実績は、小さな塾でも重要だから、とにかく受験生の指導が最優先だ。というのも新規顧客は、合格実績から塾の指導レベルを見極めようとするからだ。受験生に対する指導の手厚さは、保護者や学校の友達を通じてクチコミでも広まるので、これが春の生徒募集に影響してくる。特に、小学校5年生や中学2年生など、翌年に受験を控えた生徒の親御さんは、今通っている塾に通わせ続...

2月の学習塾の業務は、塾のタイプごとにかなり違う。たとえば中学受験専門塾では、2月始まり1月終わりでカリキュラムが作られている。中学受験本番は、1月中旬から2月前半なので、受験生に対する指導は1月前半で終了になり、2月からは次年度の受験生の指導が始まる。これは下の学年でも同じで、中学受験専門塾では、2月始まり1月終わりという年度で動いている。そのため、中学受験専門塾では、年明けから新しい生徒募集に...

3月の学習塾は、新年度に向けた準備が主な仕事になる。保護者さんと面談を行い、生徒さんの塾での学習の様子や、現在の学力、今後の学習についての相談を行う。そのための資料も必要だから、2月末から3月初めに学年の総まとめを兼ねた塾内テストを行って、それを元に話をする。そうして4月からの授業科目などを確定して行くわけだ。もちろん面談の結果、退塾される生徒さんも居るし、退塾するつもりでも面談を申し込んでこられ...