自立式学習塾は、どう運営する?
更新日:
自立式学習塾というのがある。
自立式学習塾というのは、セルフィーウインなどのプリント作成プログラムを使って、自分で学習を進めるというやり方の塾である。
自立学習だとか、自律学習だとか、色んな言い方があるが、基本的に生徒が自分で勉強することを決める方式である。
この方式の学習塾の特色としては、生徒自身で自分の学習プランを決めるので、生徒にかかるストレスが少ないと言うことが上げられる。
学習塾にも色々あって、講師がリーダーシップを発揮して、生徒を引っ張っていくタイプと、逆に生徒のやる気を大事にするタイプがあるわけだ。
ただ、学習プランを生徒に丸投げすると、成績アップにつながらないようなことも起こってしまうので、あくまでも生徒と相談して、うまく生徒を導く必要がある。
また新しい単元にはいるときには、基本事項の要点の説明をしてあげることが必要だし、付きっきりの個別指導ほどは手がかからないが、それなりに手がかかることもある。
その他には、毎回、小テストのようなモノを課して、標準的な学力に達しているか、その辺をしっかり把握する必要がある。
自立式学習塾は、女の子向き?
自立式学習や自律学習というのは、自分のペースで勉強できるというのが利点である。
講義式の学習塾や、一対一の個別指導塾の場合、授業の進め方は講師が決めることになる。
しかし自立式の学習塾の場合、講師はあくまで方針を決める手助けはするが、勉強を進めるのは生徒自身になる。
だから、生徒によって進み方はまちまちになるし、生徒の学力によって、奨める勉強の量も変わってくる。
生徒の状態をいかに把握し、そしていかに「ちょうど良い量の勉強」をさせるかが、成績を左右するから、講師の腕の見せ所になる。
そして生徒に関して言えば、どちらかというと女の子向きになる。
他人と競うことに喜びを感じる男の子には、他人と比較しにくい学習法だから、もう一つピンと来ないかも知れない。
ただ、自分で主体的に勉強することを決められると言うことは、本人の主体性を刺激することになるので、上手くいけば自分で勉強を進める喜びを感じるかも知れない。
他人と競って伸びる生徒もいるし、自分でコツコツやって伸びる生徒もいるから、指導法としては万能ではないが、上手くやれば一人でかなりの数の生徒を見ることができる。
一人で塾を始めるなら、講師を雇うコストも節約できるし便利なシステムかも知れない。