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集客の重要性
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学習塾の経営を軌道に乗せるには、集客が重要だ。
もちろんお客さんがいなければ、どんな商売も成り立たないが、学習塾ほどこれが重要な業界もないだろう。
というのも塾というのは、毎年３月になると１学年そっくり卒業してしまう。
中学受験専門校では、受験が終わった生徒はそっくりいなくなる。
その生徒を塾にとどめておこうとしても、無駄なことが多い。
中学受験の場合、私学に通うことになるが、そうなると通学に時間がかかるので、帰ってきてから塾に通うのは、時間的な余裕がなくなる。
それに中学によって学習進度も異なるから、それに対応するには、個別指導型の塾でないと対応が出来ない。
だから抜ける１学年分の生徒数を、また入れないといけないわけだ。
新学期に生徒が増えない理由
ところが、塾が生徒を欲しくなる新学期には、生徒はなかなか増えない。
理由は簡単で、動機がないからだ。
学習塾に生徒が来るタイミングというのは、だいたい決まっている。
勉強の出来・不出来が、話題になる頃だ。
それはいつかというと、
- 学校の成績が出た後
- 学校の定期試験が行われる前
- 受験が行われる前後
新学期というのは、この三つのうち、どれにも該当しない。
塾が喉から手が出るくらい生徒が欲しい時期には、残念ながらお客さんはあまり塾に興味がないというわけだ。
