学力テストの重要性
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中学受験を考えている親御さんにとっては、塾で月例テストを行っているというのは、一つの安心材料になる。
大手の中学受験塾では、毎月のように月例テストを行って、学力を把握しているというのに、小さな塾ではそれができないなら、親御さんは大手の塾に行かせなきゃ、と思うことだろう。
また大手の塾に合わなくて小さな塾に変えようと思っても、テストがないということでは、転塾にも二の足を踏む。
だから中学受験をする生徒をたくさん入れるには、少なくとも2ヶ月に一回以上は、テストを実施しておかないと、いけないかもしれない。
ただし塾独自でテストを製作して実施してもほとんど意味がない。
できるだけ多くの母集団でのテスト結果が重要だ。
しかしこれから学習塾を始めようという場合は、そう言う大規模なテストなどできないから、育伸社のテストのように、小さな塾でも月例テストが行えるのは有り難い。
公開の会場テストを受けてもらっても良いが、塾でもそう言うテストができると言うことは、重要なアピールポイントだ。
学力テストの結果の利用法
学力テストは、子供の学力を測る、大事な数値データだ。
なので学力テストの結果が帰ってきたら、そのまま生徒に渡すのではなく、簡単な講評を一筆書いて、親御さんに返すと良い。
何を書いてよいかわからない場合は、テスト結果の用紙に書かれている以外の点で、
- 良くできていた点
- できていないといけなかったのにできなかった点
- 今後、努力すべき点
偏差値や成績が下がった場合は、塾なりの原因追求結果などを前回との比較で書いておいた方が良い。
例を挙げるとすると、「前回は、A問題(基本問題・得点しないといけない問題)がきちんと取れていたのに、今回はA問題のミスが多かったようです。
」とか、「前回は、B問題中に●●など、得意分野が出題されて点数が取れましたが、今回は××など不得意分野で点数が取れませんでしたね」など、きちんと生徒の学習状況を把握していると言うところを見せれば、いいわけだ。
つまり大事なのは、成績が下がった理由と、その対処法を親御さんにハッキリ示すってコトになるね。