学習塾が、成績を上げる理由
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学習塾は、使命として子供の成績を上げないといけない。
だがしかし、それは集客とはほとんど関係ない。
教えている子供の成績が上がると生徒が増えるかというと、実際問題としては、あまり関係がない。
塾生の面倒を一生懸命に見て、成績が上がり、それが口コミで広まって、ということは、実はあんまり効果はない。
だけど成績を上げるノウハウがないと、見込み客に説明することやアピールポイントがない。
「ウチはこういう風にして、生徒の成績を上げています」「こういう事をやっているのは、ウチしかありません」「その結果、オール5を取る生徒が何人もいます」「その結果、去年は地域のトップ校に●人合格しました」大手の学習塾に、進学実績・合格実績が必ず載っているのは、やっていることに効果があるというアピールだ。
だから生徒の成績を上げて、それをネタにチラシを作り、それで集客するなら効果が出る。
「成績が上がりました!」と書けば、問い合わせの電話がかかってくる。
他の塾で成績が下がっている親御さんから問い合わせが来る。
そのために生徒の成績を上げるなら、集客法として有効だろう。
短期間で成績を上げる方法
しかし、成績をすぐに上げるというのは、なかなか容易ではない。
成績をすぐに上げる方法は、生徒の学力にもよるが、一番簡単な方法としては、小テストを毎回やると言うことだ。
ここまで書いてきたとおり、塾に駆け込んでくる親御さんは、子供の成績の悪さに驚いて来るわけである。
そしてなぜ子供が悪い成績を取ってくるかというと、たいていの場合、基礎学力がないって事なんだ。
基礎学力がないために、点数が確実に取れるところで、取れていないということが起こる。
たとえば漢字の読み書きや計算、こう言うところがダメ。
そして計算や書取のスピードも遅い。
計算が不確実でスピードが遅ければ、算数や数学で高得点を取れるわけがない。
だから毎回、そう言う基礎学力の小テストを行えば、たいていすぐに成績は上がる。
もし家庭でも、ちゃんと勉強してくれたなら、平均点より上の点数も望める。
成績が上がれば親は安心するから、退塾の恐れも減る。
成績が悪い子供の場合、家庭学習がきちんと出来ていないことが大きな原因だから、それを塾でやれば成績は上げられる。
ただし、家庭学習をやらない子供は、結局それ以上は上がらないが。