競合店ができたときの、モノの考え方。
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隣に新しい塾が出来た。
そう言う場合、新しい塾は頻繁に集客を行うから、ある意味チャンスだ。
大手のチェーン店なら、山ほど新聞折り込みを入れてくれるので、変な話、1円も使わずに自分の塾の前を見込み客が通ってくれる。
新しい塾に集まる人というのは、今通っている塾に不満がある人だって言うこと。
つまりそれはそのまま、自分の塾の見込み客になりうるわけだ。
だから隣や同じ並びに新しい塾が出来たら、自分の塾のパンフレットなどを自由に取れるように、色々アイデアを練っておいた方が良い。
新しい塾を見に来た親御さんが、ついでに自分のところの塾のパンフも持って帰ってくれる。
だから大事なのは、自分のところの宣伝媒体で、どういう塾であるのか明確に示しておくって事だ。
自分の塾の「他にはない」売りとは何だ?
自分の売っているサービスがどういうものか、他のサービスと何が違って、それがどういう意味を持つのか。
これをしっかり説明するのが「差別化」だ。
差別化をするばあい、「他より良い」という数量的なアピールはまずい。
なぜかというと、数量で表した場合、競合がそれより良い数字を出してきたら売りがなくなるからだ。
先生が生徒2人に対し1人つきます、、、という事を言えば、他社が生徒1人に講師1人がつきます、、というのを出してくると、明らかに負けてしまうって事になる。
だからベストな差別化としては、「他にはない」というアピール。
悪くとも「競合他社にはない」というアピールポイントをいくつか示さなければいけない。
個人経営の塾なら「大手塾にはないアットホームな雰囲気」。
競合塾が独自カリキュラムで勉強を進めているなら、「学校の教科書準拠の教材で、学習進度に併せた学習で内申点を上げる」。
そう言う風に、競合他塾とは明確に違うポイントを探して、それをアピールしないといけない。
そのためには、自塾がどういう生徒に来て欲しいのか、それをハッキリさせることが大事だろう。