会場模試は、地域ごとに作成されている

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塾が扱うテストには、会場で行うテストと、塾内で行うテストがある。

 

会場で行われるテストが会場模試、塾内で実施するテストが塾内テストだ。

 

四谷大塚などの中学受験の専門塾チェーンなどでは、自社制作の学力テストを、外部塾や一般にも公開している回もある。

 

なので少しややこしいが、テスト業者が会場を借りて行う模試を会場模試、塾の生徒の学力をチェックするために塾内で行うテストを塾内テストと呼ぶことにする。

 

つまり会場模試は、色んな塾の受験生が受ける模試で、塾内テストは、日頃の学習成果を確かめるために行うテストってことだね。

 

大手塾の中には自社でテストを作って、それで学力評価を行っているところもあるが、たいていはテスト業者や教材会社のテストを使っている。

 

個別指導塾などで使われるのも、テスト業者や教材会社のテストだ。

 

テスト業者は、たいていの場合、一つか二つくらいの都道府県で活動している。

 

これは公立高校入試が都道府県別に実施されているため、あまり広い範囲に手を広げられないのだろう。

 

たとえば東京で「Vもぎ」という模試を行っている「進学研究会(進研)」は、東京都と千葉県で公立高校模試を行っている。

 

また東京で「Wもぎ」という模試を行っている「創育(旧・新教育)」という会社は、東京都と神奈川県の公立高校用の模試を行っている。



会場模試と塾内テストの関係

塾で行う塾内テストは、テスト業者が作成して販売・実施しているモノを使う。

 

たいていの場合、公立高校入試のための会場模試を実施している会社が、塾内テスト用のテストも作成して販売実施しているので、そういうテスト業者を利用する。

 

たとえば東京都と千葉県で「進研Vもぎ」という会場模試を開催している進学研究会では、「進研テスト」という塾用テスト(4年生~中3)も作成して販売実施している。

 

また東京都と神奈川県で「Wもぎ」という会場模試を開催している「創育・新教育」は、「TK到達度テスト」(小学3年~中学3年)という塾用テストも作成して販売・実施している。

 

こういうテストは、中3の塾内テストのIDと、会場模試のIDも名寄せして、春に合否も追跡調査したりしているため、合否判定の精度が高い。

 

またこういうテスト業者の場合、会場模試と全く同じ問題を取り寄せて塾でも実施できる場合もあって、会場模試の指定日時に受験できない生徒も受験させることができたりする。

 

一方、全国でテストを実施しているのが、教材会社の塾用テストだ。

 

「ピラミッド・新小学問題集」などの教材を作っている「教育開発出版」や、「錬成テキスト」「中学受験講座アドバンス」などの教材を作っている「育伸社」では、塾用テストを用意している。

 

育伸社を例に取ると、一般の小学校中学校のカリキュラムに沿った「非受験型・Aテスト」と、私立中学受験や高校受験を目指す生徒向けの「受験型・Bテスト」がある。

 

中学向けのテストは、中2の途中までが非受験型のAテストだが、そのあとは自動的にBテストに変わる。

 

一方、小学生向けテストは、小学4年生からAテストとBテストの二系統に別れ、Bテストでは偏差値や志望校への合格可能性データも出力してくれる。


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