ここからは、塾内テストや会場模試について。学習塾の利点の一つは、学力テストがあることだ。小学校のテストは確認テストや習熟度テストだし、中学校の定期テストでは、他の学校の生徒との比較ができない。しかし塾のテストではそれができるのだ。大手チェーン塾では、独自にテストを作って学力を測ってるし、参加人数が少ないところでは、別の大手塾のテストに参加したりしている。また個人塾でも、教材会社や業者テストを利用し...
塾内模試・会場模試 偏差値と学習指導記事一覧
塾が扱うテストには、会場で行うテストと、塾内で行うテストがある。会場で行われるテストが会場模試、塾内で実施するテストが塾内テストだ。四谷大塚などの中学受験の専門塾チェーンなどでは、自社制作の学力テストを、外部塾や一般にも公開している回もある。なので少しややこしいが、テスト業者が会場を借りて行う模試を会場模試、塾の生徒の学力をチェックするために塾内で行うテストを塾内テストと呼ぶことにする。つまり会場...
学習塾の利点には色々あるが、学力テストはその一つだろう。公立中学に通う限り、他の中学に通う生徒との学力比較は難しい。というのも中学ごとに異なる問題で定期テストを行っているため、テストの成績で比較することができないからだ。さらに高校受験を考えると、内申点(通知表の評点)も、学校ごとにバラツキがあって、信頼性に欠ける。たとえば教育に熱心な親が多い地域にある中学では、学力の平均が高いため、評点(通知簿・...
学習指導や進学指導で、必ずと言って使われるのが「(学力)偏差値」だ。偏差値というのは、簡単に言うと、試験の結果を良い方から並べたとき、上位から何割くらいの位置に居るかを、数値で示したものだ。日本で使われている学力偏差値は、(得点-平均点) ÷ 標準偏差 × 10 + 50という計算式で出される。平均点を取れば、偏差値は50になり、平均点より多く点数を取れば、偏差値は50より大きくなる。逆に平均点よ...
できない子供の指導法。できない子供といっても、色々な場合があって、学習指導は難しい。そこで中学受験の模試の偏差値で、大まかに分けて考えていくことにする。中学受験の場合、大まかに言うと、中学受験模試:偏差値40未満中学受験模試:偏差値40から45中学受験模試:偏差値45から50(平均的)中学受験模試:偏差値50から55中学受験模試:偏差値55以上と言う風に、5段階くらいに分類できる。この中で、一般的...
カナダの心理学者ジム・カミンズによると会話能力には、2種類の異なる会話能力・段階があるという。一つはBICS(Basic Interpersonal Communication Skills)と呼ぶ「基礎的な対人会話能力」だ。BICSは、いわゆる「日常会話」のレベルで、話し相手が目の前に居ることが前提だ。話の内容も、身近な人間の話だったり、食べ物や具体的なモノの話が中心になる。抽象的な概念や、難し...